チヒロの部屋

商学部の学生です。

~【ゼミ】哲学的思考を取り入れてみよう~

こんにちは、マエダです。

大変遅くなったのですが、ゼミであった哲学の振り返りをしたいと思います。

以前のブログでも書いていると思うのですが今ゼミでは哲学の須長先生と一緒に哲学を学んでいて今回は振り返りやまとめと共により深くつかんでいこう。というわけです。

 

~今回学んだことまとめ~

①知識がないと検索すらできない。

今の時代googl先生が教えてくれるでしょ。と思いがちなんですがそれがそうじゃないんです。知識というものはあらゆる場所から取り組むことによって身につくものであって、かつ継続的であることが重要です。

全然関係性のないもの同士でも知っているからこその新しい知識とかアイデアが生まれると思います。コンボ~!!みたいな感じ(個人感想)

 

 

②相手の言葉によって揺さぶられる能力とは柔軟性。

ゼミでみんなと話し合ったとき相手の意見によって見えなかった部分に気づかされたり、なるほどなぁ~ってたくさん思ったので個人的に揺さぶられたと思います(笑)

大切なのは揺さぶられる=意見に流されるということではないよな~と自分のノート見ながら思いました。価値観を認める柔軟性であって自分の意見をすぐに手放すこととは違うような気がする。。。

 

 

③「答え」を出すことの大切さ

今回の哲学のゼミは適切な答えというものがなくてずっとモヤモヤした中で考えてました。グループの中で、こういうことかな?それならこっちにも当てはまるよね、みたいなことを話し合って最終的にこれ!という答えには導きませんでした。人それぞれだよね〜って終わっちゃいました。

でも本当に大切なのは答えのない問いに対してでもきちんと言語化して自分なりの答えを出すことです。そして答えに固執しないこと。

よく対象をアレ化してしまって結局思考をうやむやにしてしまうこととかやってしまったりしてたので気をつけなければ、、と思いました。

何度も言うことになるんですけど、答えのない問いに対して『考える』ということを放棄しないこと、難しいけど自分なりに答えを導き出して相手の価値観を共有することの大切さをしみじみ感じました。

 

 

④「問い」を立てることの大切さ

考えて考えて答えを出すことも大切ですが、同時に問いを立てることの大切さも学びました。

自分の当たり前を疑ってみる。インターンシップに参加させていただいているんですがよく私たちの案や意見に対して「本当にこれってそうなのかな」とたくさん言われました。

知ってるふりだけで本当は知らなかったこととか私の中にはあってそういったものを減らすためにも自分に問い続けなきゃいけないなーと改めて感じました。

また、問いは問いでも適切な問いを立てることの重要性も学びました。

適切な問いとは1つの問いに対して1つの答えが出ることを指し、逆に適切な問いというのは存在とは何か?鏡の本当の色は何色か?など回答者を迷宮に引きずり込む問いのことを指します。

ただ問いを立てるだけではダメなのです。問いは考える重要な要素だけれど適切でない問いは考えることが無意味になってしまうので気をつけないといけません。難しいね。

 

 

⑤α読みとβ読み

全く知らない新しい言葉!このゼミで初めて知りました。

α読みとは自分の枠組みの中で知っているものを積み重ねることでβ読みは全く知らないようなことを知ったり学んだりすることをいいます。

簡単に言えば知識の幅を縦に広がるか横に広がるかということです。

ついつい大人になるとα読みになっていくんですけどこれだったら新しいアイデアや価値観は生まれてこないので新規開拓していくβ読みの方が重要であることがわかります。

 

 

ここまでばーっと須長さんがおっしゃってくれたこと、それに付いて思ったことを書いてきましたが、最後に森田先生から「成長できる人とはどんな人か?」という問いを投げかけられました。

グループのみんなと話し合って色々な成長できる人を上げていきました。

みんなで明確な目標を持っていることやさっき習ったα読みやβ読みを活用してβ読み思考ができる人などなど、、、みんなでばーって意見を言い合ってまとめるまで時間がいきませんでしたがとりあえず自分たちで考えた成長する人について発表しあいました。

 

しかし、隣のチームの「そもそも成長ってなんやねん」という意見にめちゃくちゃ揺さぶられてしまいました!

私たち今まで哲学の「問いを立てることの大切さ」について学んできたのに全然生かしてなかった。。当たり前を疑うという問いの本質に気が付けなかったのです。

 

改めなおして成長とは何か、について考え直してみました。成長って今までたくさん使ってきたからあまり深く考えて来ませんでした。

話し合っているうちに成長とは人それぞれでこれが成長ととらえる幅が違うこと、身体的・精神的・思考的などいろんな意味を持つものだと意見が出て、私は勝手に成長が入れ物・枠組みとなるスマホで身体的とか思考的とかが中に入っているアプリみたいだなー。と思ってました。

 

考えれば考えるほど成長という言葉がざっくりしていてあいまいなものだよなぁと感じさせられました。けれど自分なりの答えは出してみる。大事。

話の中で失敗は成功の一部ともいうよねって意見があがって確かにそうだよな、と思いました。バイト中自分なりに効率の良い方法を探し出して実践するのも成長だし、小さいころ自転車に乗れたのも成長。本当にいろんな成長があります。結果が出ない潜在的成長だって同じくです。

 

本当に成長いっぱいあるからこそ「アレ化」はやっちゃいけないなと思いました。一旦考えてみて本当にそうかな?って問うこと。そしていろんな価値観を知り認めることが知識の幅を増やす「成長」につながるのではないかな。と思いました。

 

 

そして須長さんからのメールから答えを作るだけではなく常に疑いをもって答えを壊し作り直すという新陳代謝をすることが成長につながるという言葉をいただいて本当にそうだなと思いました。

自分の出した答えや価値観がいつまでも正しいと思っていたら新しい成長や知識の幅は増えないわけだし、問いを立てたり考えて答えをだすといった思考を普段からできるように意識してすごしていこうと思いました。

 

哲学難しかったけどみんなで話し合うのが楽しかったし、受ける前と比べて新たな考え方も学べて本当にいい体験でした。

 

須長さん、教えていただきありがとうございました!