〜UX Night サイクリングウェアraphaのコミュニティにせまる!〜
こんにちは!
先日モリタ先生が主催するUX Nightに行ってきました。
行こうか行くまいか迷った末、迷うなら行ってみようと思い来たのですが自分自身はじめてのイベントで内心ドキドキ…
開始時間に合わせて多くの社会人がゾロゾロ。
こんなんはじめてじゃ!
イベントでは主にモリタ先生による簡単なUXデザインの説明とゲストとなるサイクルウェアrapha japan代表矢野さんのコミュニティについてのお話でした。
モリタ先生のUXデザインのことについては次のブログで書こうと思ってます。ぜひ見てください〜
本題!矢野さんの掲げるコミュニティについて
印象に残ったことをまとめると…
①自分達の掲げる目標や何を伝えたいのか軸をしっかり決める。
②顧客との距離を大切にする。
出来るだけ近く。
③1番の広告は人と人。
顧客の声を直接聞いてみることが大変だけど1番失敗しにくい。
です。
まず①番のことについて
raphaの経営方針な感じがしました。多様な価値観を持つ人が多い中、敢えて顧客のニーズに合わせずraphaのターゲットに一致した一部の顧客を大切にするという方針は似たようなものが量産されている世の中と比べて真逆のことをやっていて面白いと思いました。
市場リサーチやマーケットシェアもしないと聞いて最初はびっくりしたのですが、やってしまうと最初に決めた軸とブレてしまう可能性もあるし、100人100通りの考え方があるので逆に顧客のニーズに合わせるのは困難だから、と教えてくれました。(なるほど)
新規顧客を増やすことよりもリピーターを増やすことに重きを置いているところ…
あっ!これはUXデザインの考え方なのでは⁉︎⁉︎⁉︎
だと思う。うん。
②番の顧客の距離を大切にする、では
販売はブランドのお店とインターネットのみという100%直販にこだわっています。
他にもraphaでは全国各地でサイクリングイベントを開催しており、そこに集まった人々に自転車に乗るきっかけを与えたりraphaという共通のコミュニティを築き上げていることも顧客のraphaに対する信頼を獲得しています。
特にイベントでは主催者はあまり手を出さないで参加者に自由度を与えることで参加者達自身がお互いに工夫し、体験してもらってユーザー自らに発信を促すところが印象的でした。
③番ではコミュニティの広げ方についてでした。コミュニティを広げるにはやはり宣伝が必要!しかし情報が多い今、ただ宣伝するだけではなく広告の対象をターゲット化することが大切だと矢野さんは話してくれました。
また、その中でも1番影響力を持つ広告とはずばり人と人!矢野さんなところにはお客さんからのメールが来るらしいのですがクレームだけでなく、この商品メチャよかった!など良いものもたくさん届くらしいのです。(ついついお客さんからのメール=クレームと考えてしまっていた…)
人と人の繋がりもコミュニティを持つraphaだからこそより強いものになるんだろうなぁ。
そして情報だけでなくモノも溢れる世の中。。
いろいろなモノが簡単に手に入る時代だからこそ、モノ自体の「何が欲しいか」から消費者の心の「なぜ欲しいか」に焦点を当てることがより重要になってきます。
最後に矢野さんが私たちに観察力を高めることと色々なことに興味を持つことを是非やってほしいとおっしゃってくれました。やってみると自分的に難しいのですが(というか考えようとしなかった自分もいた)どうしてこの商品が売れるのだろうとか、このコミュニティを動かしている人は誰なんだろうとか普段気にしないようなところにも積極的に問いを立てるクセをつけていく所から始めていこうと思います。
1年後ぐらいには自分のブログを見返してみて、ここはこうじゃないでしょ、今の私だったらこう考えるだけど、など指摘や新たな気づきができるよう成長していきたいなーと思った前田でした。